自家発電システムとして導入されるケースの多いものが、エネファームと太陽光発電となっています。
しかし、実際にはどちらがお得なのかという問題があり、双方共に導入費用が高いことや耐用年数が影響してきます。
現在では、日本国内で販売されている太陽光パネルの耐用年数は20年を超えるものが増え、メーカー保証も長期になっています。
今では25年保証というのもごく当たり前になっていますが、実際の寿命は実績データが乏しいといった状況です。
しかし、太陽光パネルを30年40年以上利用しているケースも多く、太陽光パネル自体は長期間使用できるケースも増えています。
一方で、エネファームの耐用年数は8~10年程となっており、運転時間でも90000時間程度と太陽光発電に比べると寿命が短くなっています。
エネファームの発電量と太陽光発電の発電出力を同等の700Wとした場合、設備投資費用はあまり差が無いものの、長期的に利用するのであれば、太陽光発電に投資した方が費用回収率もアップします。
また、ここで注目するべき点は太陽光発電はあくまで電力発電システムであり、エネファームは家電製品という違いです。
太陽光発電の場合、あくまで太陽光を電気エネルギーに変換しているだけであり、個々の部品が故障した場合はいくらでも代替が可能です。
つまり、直流を交流に変換する、そして蓄電するといったシステム構成が成り立てば問題は解決出来ます。
一方で、エネファームの注意は家電製品という点であり、生産終了から10年程の保守部品の確保しかありません。
結果的に、エネファームが故障し、保守部品が入手できなければ、買い替えとなるリスクが高くなります。
また、保守部品の点数が多くなるほど、欠品する部品も多くなり、メーカーが想定して保管している部品が早く無くなってしまいます。
一般的な家電製品に比べ、生産数や販売数も少ないため、保守部品が入手し難くなる可能性もあるため、長期的な運用は難しくなります。
売電効果を狙って導入するなら太陽光発電の方が、現状ではコストパフォーマンスは良く、将来的な拡張性や部品確保という面で勝ります。
興味を持った方はこちらも参考にしてください。⇒太陽光発電 エネファーム

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