髭は古来より男性の強さや権威の象徴とみられてきました。歴史上の有名人物や王の肖像画をみると、立派な髭を貯えているのが多いことがわかるでしょう。また身分や地位に関わらずオシャレで髭を生やす人も多いです。しかし髭はむやみに生やしているのではなく、形を整え、スタイリッシュに仕上げています。それでは髭の形にはどんな種類があるのか、もてる男の髭の形はどのようなものなのか述べてみます。

 

 

口髭

鼻の下に生える髭のことです。もっともポピュラーでしょう。生やすと形は真横一文字になります。口髭にはカイゼル髭とちょび髭があります。カイゼル髭とは濃く生えた口髭の両端をポマードやワックスで固め、上に跳ね上げた形です。中世ドイツ皇帝がこの髭を特徴としていたためその名が付けられました。ちなみにカイゼルとはドイツ語で皇帝の意です。ちょび髭は口髭の両端を剃り落として中心だけを残した形です。アドルフヒトラーやチャップリンをイメージすると分かりやすいでしょう。女性にとってはキスがしづらいということで敬遠されることもあります。

 

 

あご髭

あごの下に生える髭です。生やすとU字形になります。一般的にあご髭だけを生やすと顔がしまって見え、清潔な印象を与えます。童顔でも似合うので、どんな顔でも似合う万能の髭と言えるでしょう。

 

 

頰髭

もみあげからあごにかけて生える髭です。直角で厚みのある形です。かなり濃い髭の体質でないと生えず、日本ではあまり見かけられません。南米では今でも多くみかけます。エルヴィスプレスリーをイメージすると分かりやすいでしょう。

 

 

ラウンド型

口の周りと頰からあごにかけて生える髭です。形は前述の通りです。頰髭同様にかなり髭が濃くないとキレイに生えることはありません。イスラム圏では髭を剃ってはいけないという風習があります。よっと皆このラウンド型になるのです。

 

 

もてる髭、もてない髭の形

髭の形にも流行り廃りはありますが、現在の統計からみると薄めの口髭と短めのあご髭を生やしているのが人気です。これは顔の形や作りに関係なく誰でも似合うというのが人気の一因でしょう。また人気俳優や人気アイドルグループでもこのタイプの髭の形が多いです。逆に頰髭やラウンド型はあまり日本には受け入れられません。これはもともと体毛の薄い人種だったからだと言えるでしょう。また中途半端に生やした無精髭は嫌がられることが多いのでやめた方が無難です。(参照:髭 形

 

 

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